襟裳岬は、朝起きても霧がすごいです。
この日泊まった民宿仙庭は、今年で創業40周年だそうです。たしかに建物も年季が入ってます。
昔は旅する若者が多くて、一晩に200人近く泊まったこともあるそうです。
出発の時、おかみさんがでっかい旗を持って来て、霧の中大きく振りながら見送ってくれました。
今日は、襟裳岬から海沿いの道路をひたすら苫小牧方面に走ります。
今回の北海道ツーリングのコースを時計回りにしたのは、海沿いの道路の、海に近い方を走れるからです。
おかげで景色が良く見えます。
←国道に飛び出してきた鹿
午後3時頃には苫小牧に着きました。
これで、函館を除いて北海道を1週したことになります。
この日はいったん札幌で1泊してから、次の日苫小牧に戻って来てフェリーに乗りました。
今回の北海道ツーリングでバイクもボロボロです。
タイヤ周りが泥だらけだし、ヘッドライトは虫の死骸でぐちゃぐちゃだし、スタンドのスプリングが壊れてブラブラしてます。
ずいぶんこき使っちゃったので、帰ったらピカピカにしてあげるつもりです。
今回のツーリングの走行距離は、大体2,600kmぐらいでした。
バイクの合計の走行距離の方は、とうとう97,000kmを超えました。
メーターが1回転して0kmに戻るのももうすぐです。
ちなみに予算は、大ざっぱですが、
フェリー代…約52,000円
宿 泊 費…約36,000円
食 費…約30,000円
ガソリン代…約15,000円
そ の 他…約20,000円
合計…約153,000円(10日間)
これぐらいでした。
野宿したり食費を節約するライダーは、もっと安くついたと思います。
次はいつ北海道に来られるかな~
2009年8月12日水曜日
2009年8月11日火曜日
北海道 - 釧路、帯広、襟裳岬
今日の朝ごはんは、和商市場の勝手丼です。
勝手丼ていうのは、まず器に白いご飯だけが入ったものを買って、後は自分で市場をまわって具を乗せながら勝手にオリジナルの丼を作っていく、というものです。
昔、お金が無くて食事できない貧乏旅行中の若者に、見かねた市場の人がそうやってご飯を作らせた、というのが始まりだそうです。
でもその割にはそんなに安くないなぁというぐらいの値段でした。
今日の最終目的地は襟裳岬です。
釧路から襟裳岬まではそんなに遠くないし、時間もあるので、国道38号線を通っていったん帯広に寄っていくことにしました。
それにしても、北海道はガソリンスタンドがやたら少ないです。100kmぐらい走っても無いところもあります。
車やバイクは結構走ってるのになんで少ないのか、給油の時にお兄さんに聞いてみたら、結局この時期しか車やバイクが来ないからだそうです。
北海道にツーリングに来たら、まだ大丈夫と思っても早めに給油した方がいいです。
帯広から国道236号線を南下して、更に336号線を南に行くと、海沿いの黄金道路に出ます。
バイクで走ってて気持ちいい道路だけど、襟裳岬に近づくにつれて霧が濃くなってきます。
この辺りに限らないけど、北海道には自転車ライダー、通称チャリダーも結構たくさん走ってます。
夕方頃には襟裳岬に着いたけど、町全体に霧がかかってる感じです。
岬からも、霧が濃くて海の向こうが見えません。
2009年8月10日月曜日
北海道 - 摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖、オンネトー
今日のツーリングのコースは、摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖・オンネトーの湖巡りです。
摩周湖は、「霧の摩周湖」って言われるぐらい年中霧ばっかりかかってるみたいで、この日も朝から濃い霧がかかってたけど、晴れるとさーーっと消えていきます。
10時頃になると完全に霧は消えて、くっきり湖が見られました。
水の透明度が高いからか、鏡みたいに空を反射してます。
摩周湖から道道52号線を北西に少し行くと、屈斜路湖です。
湖のほとりに、和琴温泉共同浴場という無料の温泉もありますが、ちょっと入れる状態じゃなさそうなので、見るだけにしときました。
屈斜路湖からいったん摩周駅の方に戻って、そこから国道241号線を東に行くと、まりもで有名な阿寒湖に着きます。
遊覧船が動いてて、のんびりした雰囲気です。
阿寒湖の近くには、森の中にひっそりとたたずむオンネトーがあります。
オンネトーは神秘の湖と言われてます。
見る角度や天気などによって、水の色が変化するそうです。
ここからは、国道240号線を南下して釧路に向かいます。
できれば根室の納沙布岬にも行きたかったけど、距離が遠くて時間が足りなくなりそうなので次の機会に行くことにしました。
釧路に近づくにつれて、また霧が少しずつ出てきました。
しばらく走るともう何も見えなくなります。
それにしても、北海道は霧が濃いです。
こんな濃い霧初めて見ました。ちょっと怖いです。
霧の中、なんとか夕方には無事釧路に到着しました。
摩周湖は、「霧の摩周湖」って言われるぐらい年中霧ばっかりかかってるみたいで、この日も朝から濃い霧がかかってたけど、晴れるとさーーっと消えていきます。
10時頃になると完全に霧は消えて、くっきり湖が見られました。
水の透明度が高いからか、鏡みたいに空を反射してます。
摩周湖から道道52号線を北西に少し行くと、屈斜路湖です。
湖のほとりに、和琴温泉共同浴場という無料の温泉もありますが、ちょっと入れる状態じゃなさそうなので、見るだけにしときました。
屈斜路湖からいったん摩周駅の方に戻って、そこから国道241号線を東に行くと、まりもで有名な阿寒湖に着きます。
遊覧船が動いてて、のんびりした雰囲気です。
阿寒湖の近くには、森の中にひっそりとたたずむオンネトーがあります。
オンネトーは神秘の湖と言われてます。
見る角度や天気などによって、水の色が変化するそうです。
ここからは、国道240号線を南下して釧路に向かいます。
できれば根室の納沙布岬にも行きたかったけど、距離が遠くて時間が足りなくなりそうなので次の機会に行くことにしました。
釧路に近づくにつれて、また霧が少しずつ出てきました。
しばらく走るともう何も見えなくなります。
それにしても、北海道は霧が濃いです。
こんな濃い霧初めて見ました。ちょっと怖いです。
霧の中、なんとか夕方には無事釧路に到着しました。
2009年8月9日日曜日
北海道 - 網走、知床半島、野付半島、開陽台
せっかく網走に来たので、網走刑務所を見てから出発することにしました。
ここには刑務所の博物館と、本物の刑務所があります。
どうせならリアルな方を見たいので刑務所の方に行くと、門の前まで入れました。
網走を出発して、まず知床半島方面に走ります。
知床半島は、先っちょまでは道路が無くて行けないので、知床横断道路を渡って反対側の海に出ます。
そこから道道87号線を北に行くと、セセキ温泉という温泉があります。
海の中にある温泉で、満潮の時には水没するそうです。
それにしてもこの温泉、外から丸見えです。脱衣場も何も無いし、海面と同じ高さの低いところにあるので、近くの建物とか歩いてる人から全部見えちゃいます。
ここで裸になったらわいせつ罪とかでしょっぴかれないのかな~とか色々考えながら思い切って入ってみると、海の真ん中で風呂に入ってるみたいで気持ちいいです。
ちなみにこの温泉は無料です。入る前に管理人さんに一声かければOKです。
知床半島から国道335号線を南下すると、トドワラで有名な野付半島に来ます。
枯れ木があたり一面に広がってます。
人気が無くて寂しい雰囲気が漂ってます。
左右を海に挟まれた道路も、野付半島ならではです。
次は、中標津町にある開陽台に向かいます。
開陽台へは、看板や標識があんまり出てないので結構迷います。
地元の人に道を聞いてなんとかたどり着きました。
さっきまで快晴だったのが、着いた時には雨雲が出てて、いつ雨がザーーって降ってきてもおかしくない雰囲気です。
ここからはぐるっと周りが見渡せます。
雨雲もやたら近くに感じられてすごい迫力です。
もう日が沈んでかなり暗くなってきたので、今日の宿の摩周湖まで急ぎます。
それでもしばらく走ってるうちに真っ暗になりました。
北海道の道路は、夜バイクで走ると危ないです。
街頭が無いので真っ暗だし、霧が出てて何も見えない上に、道路が濡れてるのでスリップしやすいです。
かなり事故が起きやすい状況です。
もしここで今事故にあったら、歩いていける距離には何も無いし、通りがかりの車が止まってくれる可能性も低いし、多分アウトです。
そう考えると、不安がどんどん大きくなってきて泣きそうになります。(><)
ここには刑務所の博物館と、本物の刑務所があります。
どうせならリアルな方を見たいので刑務所の方に行くと、門の前まで入れました。
網走を出発して、まず知床半島方面に走ります。
知床半島は、先っちょまでは道路が無くて行けないので、知床横断道路を渡って反対側の海に出ます。
そこから道道87号線を北に行くと、セセキ温泉という温泉があります。
海の中にある温泉で、満潮の時には水没するそうです。
それにしてもこの温泉、外から丸見えです。脱衣場も何も無いし、海面と同じ高さの低いところにあるので、近くの建物とか歩いてる人から全部見えちゃいます。
ここで裸になったらわいせつ罪とかでしょっぴかれないのかな~とか色々考えながら思い切って入ってみると、海の真ん中で風呂に入ってるみたいで気持ちいいです。
ちなみにこの温泉は無料です。入る前に管理人さんに一声かければOKです。
知床半島から国道335号線を南下すると、トドワラで有名な野付半島に来ます。
枯れ木があたり一面に広がってます。
人気が無くて寂しい雰囲気が漂ってます。
左右を海に挟まれた道路も、野付半島ならではです。
次は、中標津町にある開陽台に向かいます。
開陽台へは、看板や標識があんまり出てないので結構迷います。
地元の人に道を聞いてなんとかたどり着きました。
さっきまで快晴だったのが、着いた時には雨雲が出てて、いつ雨がザーーって降ってきてもおかしくない雰囲気です。
ここからはぐるっと周りが見渡せます。
雨雲もやたら近くに感じられてすごい迫力です。
もう日が沈んでかなり暗くなってきたので、今日の宿の摩周湖まで急ぎます。
それでもしばらく走ってるうちに真っ暗になりました。
北海道の道路は、夜バイクで走ると危ないです。
街頭が無いので真っ暗だし、霧が出てて何も見えない上に、道路が濡れてるのでスリップしやすいです。
かなり事故が起きやすい状況です。
もしここで今事故にあったら、歩いていける距離には何も無いし、通りがかりの車が止まってくれる可能性も低いし、多分アウトです。
そう考えると、不安がどんどん大きくなってきて泣きそうになります。(><)
なんとかこの日は、予約してたユースホステルまで無事にたどり着きましたが、もう夜道は怖くて走れないです。
ユースホステルで会ったライダーによると、昼間気温が高いほど、夜の気温との差が大きくなって霧が出やすくなるんだそうです。暑い日の夜は要注意です。
2009年8月8日土曜日
北海道 - 宗谷岬、紋別、サロマ湖、網走
今日は網走まで300km以上走らなきゃいけないので、早めに出発です。まずは、日本最北端の宗谷岬に向かいます。
今日は霧が出てます。霧が出ると急に何も見えなくなるので怖いです。
稚内から宗谷岬までは2~30キロぐらいです。
宗谷岬からは、国道238号線を一気に紋別まで南下します。200km近くあります。
この国道238号線(オホーツク国道)は、個人的には日本海オロロンラインと同じかそれ以上に、走ってて気持ちいいです。
道路沿いにこんな標識を良く見かけます。→
そういえば北海道に来てから、道路脇にきつねとか鹿がウロウロしてるのをたまに見ます。
枝幸町にある道の駅マリーンアイランド岡島の特濃ソフトクリームは、ミルクの味が濃くて超うまいです。
北海道に来て嬉しいのは、景色がいいとか道路が広いだけじゃなく、すれ違うライダーがみんな挨拶してくれることです。
「よう、調子はどうだい?」とか「お互い遠くまで来たね」みたいな感じで、軽く手を上げたりピースサインで合図してくれます。中には手をぶんぶん振ってくれるライダーもいます。
何時間か走って紋別に着くと、ちょっと疲れたのでもんべつ温泉に入って休憩です。700円で入れます。
展望台からは紋別の街を見渡せます。
紋別から238号線をさらに南下すると、サロマ湖という湖があります。
ふっと振り返ると夕日がめっちゃきれいです。
できれば日が沈むまで見ていたいけど、その前に網走まで行かなきゃいけないので、写真だけ撮って出発します。
今日はロングツーリングだったけど、なんとか夕方には網走に到着しました。
かなり南に来たからか、稚内ほどの涼しさはないような気がします。
2009年8月7日金曜日
北海道 - 留萌、日本海オロロンライン、稚内
昨日留萌の街を見られなかったので、出発前に一回りしてから行くことにしました。
留萌の街は、観光スポットとしてはそんなに有名じゃないみたいだけど、港町の雰囲気が良く出てていい感じです。
今日のルートは、稚内まで海沿いの道路を北に行くだけなので楽チンです。
留萌を出て、まずは国道232号線を北にひたすら進みます。
1時間ぐらい走ったところで、前に警官が立ってて、止まるように指示されました。
「うわっ こんな所で検問かよ!」と思ったら、苫前町のシルバー喫茶の皆さんでした。交通安全運動の一環みたいです。
今日ここに来たのは僕が1人目らしくて、すごいもてなしを受けました。
ただで苫前産のメロン・じゃがいも・とうもろこし・トマトをごちそうになりました。これがまたおいしいです。
旅の無事を祈ってくれて、ごちそうまでしてくれる苫前の人たちに感謝です。m(_ _)m
昼メシ休憩の場所を探す必要が無くなったところで、また北に向かって出発です。
国道232号線から道道106号線につながるこの道は、絶景が見られるので有名な「日本海オロロンライン」です。
この道路、評判通り最高です。言葉じゃ表しきれないので、とりあえず写真いっぱい貼っときます。
やっぱりバイクには海沿いの道が一番ぴったりきます。
海の向こうに利尻島がかすんで見えます。→
さすがにここまで来ると、晴れてても空気が冷たいです。
留萌の街は、観光スポットとしてはそんなに有名じゃないみたいだけど、港町の雰囲気が良く出てていい感じです。
今日のルートは、稚内まで海沿いの道路を北に行くだけなので楽チンです。
留萌を出て、まずは国道232号線を北にひたすら進みます。
1時間ぐらい走ったところで、前に警官が立ってて、止まるように指示されました。
「うわっ こんな所で検問かよ!」と思ったら、苫前町のシルバー喫茶の皆さんでした。交通安全運動の一環みたいです。
今日ここに来たのは僕が1人目らしくて、すごいもてなしを受けました。
ただで苫前産のメロン・じゃがいも・とうもろこし・トマトをごちそうになりました。これがまたおいしいです。
旅の無事を祈ってくれて、ごちそうまでしてくれる苫前の人たちに感謝です。m(_ _)m
昼メシ休憩の場所を探す必要が無くなったところで、また北に向かって出発です。
国道232号線から道道106号線につながるこの道は、絶景が見られるので有名な「日本海オロロンライン」です。
この道路、評判通り最高です。言葉じゃ表しきれないので、とりあえず写真いっぱい貼っときます。
やっぱりバイクには海沿いの道が一番ぴったりきます。
海の向こうに利尻島がかすんで見えます。→
さすがにここまで来ると、晴れてても空気が冷たいです。
動画が見られない方はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=77AsI3AN6Oo
だいぶ走った後、ついに日本最北の稚内市内に入りました。
この街、そんなに栄えてなくて、「最果ての地」って雰囲気が漂ってます。
ずいぶん遠くまで来たもんです。
この街のちょっと北にあるノシャップ岬からは、夕日がきれいに見えます。
こうやって夕日を眺めてると、なんか小さいことが全部どうでも良くなってきます。
稚内市内はロシアが近いからか、看板なんかでロシア語の案内を良く見かけます。
稚内駅から歩いて10分ぐらいのところに、副港市場というところがあります。
ここには700円で入れる露天風呂があって、稚内港の夜景を見ながら温泉に入れます。
ここも、できればしばらく住んでみたいけど、残念ながらまた明日出発です。
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